一日目: ぶらり車で舞台訪問一人旅一日目 ~Angel Beats!@高梁市とめくりめくる@倉敷市~
何故か呉が広島よりも西って思い込んで昨晩広島に泊まったぼんくらです。
呉に泊まればよかったじゃん…などと思いながら一路呉へ。
二日目は呉で一日過ごしました。
今日の目当ては艦これの中で描かれた場所。
■「艦隊これくしょん -艦これ-」とは?
DMM.comにて配信されているブラウザゲームを原作としたTVアニメ。
第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の艦を艦娘として擬人化して敵との戦闘を描いた作品。
原案ストーリー・コンセプト:田中謙介
監督:草川啓造
シリーズ構成:花田十輝
キャラクターデザイン・総作画監督:井出直美、松本麻友子
アニメーション制作:ディオメディア
公式サイト:http://kancolle-anime.jp/
■呉市をぶらぶら
呉市公式サイトを見ると判るように、旧日本海軍の司令部があった街です。
現在も海上自衛隊呉地方本部やIHIの造船ドックがあり、海と繋がった歴史を感じることできます。
まずは観光協会さんへ。
呉市の観光協会さんは単独で部屋があるわけではなく、商工会議所ビルの中(5F)にありました。
担当の女性の方に旧海軍施設を見て回りたいこと、どこか起点になる駐車場に停めて歩いて回りたいことを伝えて色々教えて頂きました。
関連:呉市観光協会
観光協会担当者のおすすめは旧呉鎮守府司令長官官舎がある入船山記念館の南側にある駐車場に停めて歩きまわるコース。
ということで、そこに停めてさっそく旧呉鎮守府司令長官官舎へ。
関連: 入船山記念館
観覧料250円を払って施設内へ。
当時の砲弾などを展示してる建物。基は確か火薬庫だったような(記憶曖昧)。
大砲。
お目当ての旧呉鎮守府司令長官官舎。だいぶ痛みが目立ちます。
入り口は奥側の住居部分から。
客室と建物内の壁紙見本。
テーブルの上に置かれているのは当時軍艦出雲帝国海軍艦上午餐会の献立。
手前からテリーヌ、スープ、パン、ボイルドフィッシュ、シュードチキン、ローストビーフ、プリン、アイスクリーム、コーヒー。
居住スペースは畳の部屋でした。
外に出て先ほどの展示施設へ。
今も動く当時の時計。
敷地内には移築された旧東郷家住宅離れも。
入船山記念館から歩くこと約10分、海上自衛隊呉地方総監部へ。
一般公開は日曜日のみなのでこの日は外からの撮影。
関連:海上自衛隊呉地方隊
さらに歩いて歴史の見える丘へ。
ここから戦艦大和が作られたドック(左側の建屋で覆われているところ)が見えます。
大和がここで産まれたのか…と眺めてました。
ここには戦艦大和之塔が。
車止めが砲弾の形。
一旦駐車場に戻る途中で艦これに出てきたっぽい四阿を撮影。
車で移動してアレイからすこじまへ。
当時のクレーンや施設が残っているので土木遺産指定を受けています。
関連:アレイからすこじま [くれナビ]
船知識ゼロなのであれはどういう役割の船なのか、こっちはどういう役割の船なのかさっぱりです。
ここも日曜日なら一般開放されているが平日なので入れません。
ゲートに貼られていた平成27年度自衛隊広島地本協力本部の自衛官募集ポスター。
艦これにも出てきたようなクレーン。
■フェリーで江田島へ
江田島へは呉からぐるっと周って車で行くか、フェリーで行くかだけど、フェリーで。
関連: 呉-江田島(小用) 時刻表・料金表 [瀬戸内海汽船]
フェリー乗り場からの眺め。
呉フェリー乗り場の二階でお婆ちゃんが一人でやってる喫茶店で昼食。
これで島へ渡ります。
江田島小用港フェリーターミナルへ着いたら、右手にあるバスのりばの術科学校を通るバスへ。
バスを降りて3分くらいで海上自衛隊第一術科学校へ。
なお、施設内見学は短パンやジャージNG・サンダルNGです。
見学時間もビシッと決まっているので要注意。
関連: 第1術科学校:基地見学 [海上自衛隊第1術科学校]
入り口で受付をして見学者待機場所へ移動。
年配の自衛官(学校で教官をされてる方?)が付き添って見学開始。
まずは大講堂。大正6年に建てられ、今も入学式や卒業式に利用されている。
学生は真ん中に見える山にダッシュで登るらしいけれど、入学当初は1時間近く掛かるのが、卒業間際には20分程度で登るようになるという解説。
その他にも年一回7:30-16:30の9時間遠泳があるとか。
大講堂内部。
この日はちょうど卒業式の練習が行われる予定だったので、椅子が並べられてます。
戦後、進駐軍に接収されていた時はステージ真ん中の窪んだところにマリア像が置かれ、教会として使用されていたそう。
天井に和紙が貼ってあるとか音が反響するのでマイクは使わないとか。
アニメ艦これで鎮守府として出たカット。現在は幹部候補生学校庁舎として使用。
船をイメージして建てたからドアがないらしい。
ついこういう写真撮りたくなります。
ちなみに旧兵学校の屋根は備前焼の瓦だったが、芸予地震後スレートに変えたとのことで、アニメの方は今の建物を参考にしているからスレート屋根になってます。
見学者控室横の売店に当時の瓦が展示されていました。
ここで、旧海軍の学校が何故呉に来たのかの説明が。
元々神戸→銀座と移転したのが、学生への誘惑が多いということで呉に来た、という説明。
いつの時代も学生の敵は歓楽街。
また、ここでは食事マナー、ふるまい、ダンスも習うと。海外の軍隊との交流に必要だそうです。
陸奥の砲塔(本物) 。
陸奥が改修工事を受けた際に、海軍兵学校の生徒のための教材としてここに設置されたらしい。
教育参考館。
旧兵学校時代に建てられ、戦時中の資料4万点を収蔵展示され、学生が先輩のことを学び偲ぶ場だったそうです。
終戦後、進駐軍に没収されないよう1万点を選びぬき近隣の神社などに隠していたものを日本への返還後に再展示、遺族からの寄贈分を含めて現在1万6千点を収蔵、うち千点を展示している。
慰安と学びの施設なので、脱帽一礼して入場、写真撮影禁止、ここは短パン・ジャージ・サンダルばNGなので、そういった服装の方は外で見学となります。
中で見た兵士の方々の写真は凛々しく、生き死にが目の前に迫っている時代の人間の顔とはこういうものかと思わされました。
教育参考館の横には大和の主砲の弾や特殊潜航艇が。
ここで折り返して見学者控室へ戻って見学終了。
見学者控室横の売店スペースに「この世界の片隅に」のポスターが掲出されていました。
見学時間は約90分、途中抜け禁止なので服装と合わせて要注意です。
■大和ミュージアムへ
フェリーで戻ってフェリー乗り場横の大和ミュージアムへ。
目の前にはゆめタウンが。
ゆめタウンの創業者はかつて大和の乗組員だったことが判明して話題になったのは記憶に新しいところ。
関連:呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム
関連: 幻の巨大潜水艦 伊400 日本海軍 極秘プロジェクトの真実 [歴史秘話ヒストリア]
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ここには大和や金剛、その他色々な艦の模型や資料が展示されています。
実物大の金剛搭載のボイラー。
旧日本海軍の艦名の付け方解説や日本で建造した艦のリスト。
大和の設計図。
もちろん艦艇だけでなく当時の生活を知る資料も。
零戦模型。
移動の時間の都合で隣にある海上自衛隊施設は行けず。
■岩国でお泊り
翌日のことも考えて岩国へ。
錦帯橋。
岩国の夜は寂しかった。
そして三日目の旅が始まるのです!